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国際香りのばら新品種コンクール試作場

「国際香りのばら新品種コンクール」は世界中でも珍しい香りに特化した新品種コンクールです。
交配が重ねられる中で失われつつあったばらの「香り」の魅力をあらためて評価し、香りのばら園に一層磨きをかけるため2005年(平成17年)から行っています。
そのコンクールへの応募作品を植栽し、審査を迎えるまで育成するエリアが試作場です。

「香りのばら園」内の試作場

応募された苗はこの越後丘陵公園の試作場に植えられて、その後2年間は同じ条件のもとで育てられます。そして2年目の春と秋に、ばらや香りの専門家による審査委員会が厳正な審査を実施します。本コンクールで入賞したばらで特に優れたものは、越後丘陵公園で引き続き栽培され、その姿、形、さらに香りで、来園者を楽しませることになります。

本コンクールは、香りの配点を100点満点のうち30点与えます。(この配点は「ミスターローズ」と称された故鈴木省三氏が提唱されたものです。)これは世界各国で行われるばらのコンクールが概ね5点という中では、かなりの高配点と言えます。これまで各国のばら試作場では、耐病性に重点を置きながら全体として新奇性を求めており、香りを最重視する試作場はまだ多くはありません。また、市販されているばらは色鮮やかではあるものの、香りが重視されることは少なく、色合いと採花率に重点が置かれてきました。本来、野生ばらやオールドローズは香りが豊かであり、ばらに香りを取り戻そうという考えは今や世界的な流れとなっています。「香りの復権」をテーマとした試作場を先駆けて設置することにより、ここ越後丘陵公園から世界的に有名な香りばらが誕生することが期待されます。

第1回コンクール 国土交通大臣賞
「フレグラント ヒル」

なお、現在日本では、東京都の神代植物公園、岐阜県の花フェスタ記念公園でも、ばらの新品種コンクールが行われています。

本コンクールについては、越後丘陵公園とばらの専門家や香りの専門家を含めた運営委員会により運営しています。