山の水辺区
かつて広大なヨシ原があった場所にいくつかの池や湿地を作り「花湿地」とはやや種に異にしたビオトープを展開しています。ミツガシワ群落やヒオウギアヤメ群落などや深山性のものも展示しています。水辺に住む、カワセミや各種トンボなども観察でき、またクロサンショウウオの産卵場所になっているため季節によっては出会うことができます。
エリア図
湿地
もともと自生していたサワオグルマの大きな群落やクサレダマの群落がみられます。植栽されたヒオウギアヤメに紛れてきたのかエゾミソハギや絶滅危惧種のヤナギトラノオなどもみられます。
休耕田跡地
急峻な谷間を利用した棚田を復元し、沢から水を引き込み水生植物、昆虫や両生類の生息の場を確保し、クロサンショウウオなどが見られます。
池
大小6つの池があります。土砂の流入もあり一部湿地化していますが、コウホネやミツガシワが植栽されました。その後、アサザやトチカガミが繁茂して池全体を覆うようになりました。貴重な水草も自然に発生して重要な種の保存の場所になっています。魚類のシナイモユゴも確認され、各種カエルの生息の場となっています。オタマジャクシやカエルを採餌にするカワセミに出会えるかもしれません。