花の森
オオイワカガミやユキツバキなど、里山ならではの植生が見られるエリアで春~秋にかけて様々な山野草が楽しめます。
雪解け後には100万株のカタクリ大群落が開花する他、珍しいシロバナツリフネソウの群落もご覧いただけます。
天望デッキからは越後三山が望め、里山の散策にぴったりな場所です。
エリア図
カタクリ大群落
春をまちわびたかのように、日当たりのよい里山の斜面2haに100万株のカタクリが開花します。
春のやわらかい日差しをあびて、一面に広がる紫の花の絨毯は圧巻です。
お天気の良い日にはカタクリの蜜を吸いにギフチョウが優雅に舞う姿が見られます。
馬隠しの小径
広い園内を散策することが難しい方のために里山交流館えちごにあん周辺に里山フィールドミュージアムでみられる植物を花の里山ボランティアの協力で育種・展示しています。典型的な種から珍しい貴重な種までシーズンを通してみることができます。歴史的に謂れのある馬隠し沢の周辺には白花ユキツバキや白花ツリフネソウなどの貴重な種も育種されています。また、この一角には7.8月にカブトムシハウスが開設されます。
展望デッキ
根曲がり
狭い谷間の急な斜面にせり出した樹木が雪の重さで根元が曲がって伸びた「根曲がり」の様子が近くで観察できます。
展望デッキから望む「越後三山」
里山フィールドミュージアムで最も眺望に優れた展望地で、左から越後駒ヶ岳、中ノ岳、八海山の越後三山を眺めることができます。
雪国の早春の草花たち
雪が多い日本海側に多く分布する「日本海要素」といわれる草花を見ることができます。ユキツバキ、オクチョウジザクラ等の花木や、スミレサイシン、トキワイカリソウ等の草花が生育しています。写真はスミレサイシンです。
ユキツバキ群落
豊かな表土が積もり、ホオノキの下にユキツバキの大きな群落が形成され、早春に美しい花を咲かせます。
オオイワカガミ群落
栄養条件や水分条件の悪い尾根部に育つオオイワカガミの大群落や、変わった花をもちギフチョウの食草でもあるコシノカンアオイもたくさん自生しています。
ギフチョウ
春、カタクリが咲く頃に明るい尾根沿いに日本を代表するギフチョウ(春の女神)を見かけることができます。