イベントEVENT

里山でSDGs~公園の里山で樹木医と歩く~

日時:
2023年4月16日 終日
2023-04-16T00:00:00+09:00
2023-04-17T00:00:00+09:00

里山とは、生き物と人間か共に暮らす自然。

樹木医と一緒に、公園の花の森を散策し、早春の花々や木々の新緑を愛でながら、今話題の「SDGs」に触れてみませんか?

きっと、「身近」で「楽し」く「美味しい?」が発見できます。

【4月・5月の主な内容】

・座学

・森の中での里山講義

・並行してサスティナブルな山菜狩りを体験

・サスティナブル山菜の試食(4月は天ぷら、5月はおひたし等を予定)

・健康茶の試飲会

期間 4月16日(日)…里山の美
5月14日(日)…里山の恵
10:00~12:30
(受付:9:30~9:50)
場所 里山交流館えちごにあん(集合)
料金 無料(入園・駐車料別)
定員 15名/回(事前申込)
※定員に余裕がある場合は当日受付も可能
雨天 小雨決行荒天中止
案内者 樹木医・森林インストラクター
里山レンジャー 増田道男
申込 越後公園管理センター(0258-47-8001)

 

 

★里山って何?・・・里山(さとやま)とは、生き物と人間か共に暮らす自然。

・里山が豊かであればあるほど、大量のCO2を吸収し、空気を浄化してくれます

・里山の環境を保つことは、土砂の流出や崩壊の防止にもなります

・都市の隣接する里山はヒートアイランド現象の緩和にも繋がります

・大雨の時に洪水を防いだり、晴天が続いても雨水を蓄えたりしてくれます

・他にも色々の役割を担っています

 

・落葉を拾い下草を綺麗にしないと、新しい草や木が芽吹くことが出来ません

・里山がヤブ山になってしまします

・里山の持っている、各種機能が失われます

 

▼その結果、本来の里山環境が崩れると・・・

・「野生の猿」が都会の街中に出没!

・「熊」がスーパーマーケットで買い物?(出没)

・「イノシシ」や「シカ」が商店街の道路をマラソン!

▼「野生の猿」や「イノシシ」、「熊」が悪いわけではありません

・人と野生動物のすみ分けの場所が曖昧になって迷子になっているからです

▼自然環境に人の手が入らない

・本来あるべき里山の生態系が崩れている。

 

★里山とSDGs

それは住居のまわりの森がもたらす様々な資源を活用する生活です。あらゆる生活必需品が森から得られるようになると、移動することなく定住をすることができました。森はより豊かな文化をはぐくむための恵みを得る場所となったのです。

そして地下には多くの水が蓄えられ、木の実やドングリは動物たちの食料となり、落ち葉は腐葉土となり土地を肥し、木は切り倒して家具や家の材料となり、枝は焼いて炭に、またシイタケの栽培にと日本列島の気候が「雑木林」を豊かな恵みを作りだす原動力となっていたのです。

「里山」にある「雑木林」は、暮らしを営みながら季節ごとの恵みを得られるようにと、人々が育ててきた森です。

現代は持続可能な開発を目指す社会が叫ばれています。私たち日本人は古代からすでに、この列島の気候を生かしてそのことを営々と作り上げてきていることに気づきます。地球を守ることを第一に考えていかなければならない今、「里山」での生き方に何かヒントがあるような気がします。

 

▼二酸化炭素(CO2)の吸収と貯留

・木材を使って家を建てる→CO2の貯留します

例)奈良の法隆寺は1200年もの間、CO2をためてくれています

・「切って使って」だけでは×です

・植えるか育てることが大切です

・成長することで、CO2吸収し続けてくれます

・太陽がある限り、持続(サスティナブル)可能です

 

▼自分たちが排出したCO2などの温室効果ガスを、他の場所での削減や吸収で、

埋め合わせる取り組みのことです

▼全く排出しないのは無理!

・産業活動などで出したCO2分を植林で補填する

・節電→再生可能エネルギーへの転換する

・燃料効率の良い機械(省エネタイプ)や車(EV)などに変える

・脱プラスティック(レジ袋・PCスプーン・PCカップなど)の削減

 

・化石燃料(石油・天然ガスなど)非再生可能エネルギー→いずれは枯渇する

・森林破壊→CO2の吸収場所が無くなる

・化学肥料の普及→森で落ち葉かきをしない→里山の荒廃

 

※今後人が生きていく為には、現在の自分たちの環境を守ることが必要になります。その為には

自然との共存は不可避です。

~SDGsの大きな目標でもある、地球環境の保全に大きな効果があります~