イベントEVENT

~樹木医と歩く… ~里山でSDGs

日時:
2024年4月13日 終日
2024-04-13T00:00:00+09:00
2024-04-14T00:00:00+09:00

里山とは、生き物と人間か共に暮らす自然。
樹木医と一緒に、公園の花の森を散策し、早春の花々や木々の新緑を愛でながら、今話題の「SDGs」に触れてみませんか?
きっと、「身近」で「楽し」く「美味しい?」が発見できます。

>>>チラシはこちら

期間 4月13日(土)早春編 里山の美
5月18日(土)初夏編 里山の恵
11月16日(土)秋編 里山の礎
各日9:30~12:30
場所 里山交流館えちごにあん(集合)
料金 無料(入園・駐車料別)
定員 15名/回(事前申込)
※定員に余裕がある場合は当日受付も可能
雨天 小雨決行荒天中止
案内者 樹木医・森林インストラクター
里山案内人 増田道男
服装・持物 不整地の斜面を歩ける汚れても良い服装と靴、飲み物、タオル
申込 WEB申込
里山って何?・・・里山(さとやま)とは、生き物と人間か共に暮らす自然。

人が適度に自然や生態系に干渉することで、上手にバランスを保ち共存している環境のことです

・里山が豊かであればあるほど、大量のCO2を吸収し、空気を浄化してくれます
・里山の環境を保つことは、土砂の流出や崩壊の防止にもなります
・都市の隣接する里山はヒートアイランド現象の緩和にも繋がります
・大雨の時に洪水を防いだり、晴天が続いても雨水を蓄えたりしてくれます
・他にも色々の役割を担っています

里山に人の手が入らなくなると、そこにある生態系が崩れてしまいます
・落葉を拾い下草を綺麗にしないと、新しい草や木が芽吹くことが出来ません
・里山がヤブ山になってしまします
・里山の持っている、各種機能が失われます

人の住む「街」の隣が、すぐヤブ山が原因です
▼その結果、本来の里山環境が崩れると・・・
・「野生の猿」が都会の街中に出没!
・「熊」がスーパーマーケットで買い物?(出没)
・「イノシシ」や「シカ」が商店街の道路をマラソン!

▼「野生の猿」や「イノシシ」、「熊」が悪いわけではありません
・人と野生動物のすみ分けの場所が曖昧になって迷子になっているからです

▼自然環境に人の手が入らない
・本来あるべき里山の生態系が崩れている。

里山とSDGs

私たち日本人が農耕を行う以前から定住生活を始めるという、世界の他の地域とは違う暮らし方を生み出してきました。

それは住居のまわりの森がもたらす様々な資源を活用する生活です。あらゆる生活必需品が森から得られるようになると、移動することなく定住をすることができました。森はより豊かな文化をはぐくむための恵みを得る場所となったのです。

そして地下には多くの水が蓄えられ、木の実やドングリは動物たちの食料となり、落ち葉は腐葉土となり土地を肥し、木は切り倒して家具や家の材料となり、枝は焼いて炭に、またシイタケの栽培にと日本列島の気候が「雑木林」を豊かな恵みを作りだす原動力となっていたのです。

「里山」にある「雑木林」は、暮らしを営みながら季節ごとの恵みを得られるようにと、人々が育ててきた森です。

現代は持続可能な開発を目指す社会が叫ばれています。私たち日本人は古代からすでに、この列島の気候を生かしてそのことを営々と作り上げてきていることに気づきます。地球を守ることを第一に考えていかなければならない今、「里山」での生き方に何かヒントがあるような気がします。

※今後人が生きていく為には、現在の自分たちの環境を守ることが必要になります。その為には自然との共存は不可避です。

~SDGsの大きな目標でもある、地球環境の保全に大きな効果があります~