公園の昆虫

昆虫

コムラサキ / Apatura ilia substituta

写真:コムラサキ

オスの翅表は光りの具合によって美しい紫色に輝きます。メスはオスに比べると紫色が発達せず地色は淡いですが、橙色帯、斑紋はよく発達します。終齢幼虫は全長約40mm。胴部は緑色で、全身にある微毛のつけ根は黄色です。頭部には突起があり、そこから伸びる一対の黄色条は近縁種より長いです。卵はつりがね型で、産卵直後は青緑色です。

分類チョウ目タテハチョウ科
時期春〜夏
エリア園内全域
分布域北海道・本州・四国・九州
生息域山地や平地のヤナギの周辺など
餌とする対象幼虫の食餌植物は、ヤナギ科植物に限定され、ヤナギ属ではバッコヤナギ、アカメヤナギ、コゴメヤナギ、オノエヤナギ、キヌヤナギ、コリヤナギ、ネコヤナギ、シダレヤナギなどで、ヤマナラシ属ではドロノキ、ヤマナラシ、アメリカヤマナラシ(ポプラ)などです。幼虫は3齢ぐらいになると、食樹の枝の分岐点や樹皮のひだなどに糸をはいて座を造って越冬します。
特徴的な生態ヤナギ類、クヌギ、コナラなどの樹液によく集まり、オスは獣糞や人の汗などにも飛来し、川原や路上で吸水します。花にはほとんど吸蜜に訪れません。オスは夕方に梢の先端などで縄張りを張ります。産卵はおもに午後におこなわれ、葉に1卵ずつ産みつけられますが、枯れ葉や太い枝などにも産卵することがあります。卵は6〜7日でふ化します。

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