自然探勝路

カラスウリ

秋も終わりに近づく頃、木立ちの隙間に全長5〜7cmの真っ赤に色づいた卵形の実がぶら下がっているのが見られます。それが“カラスウリです。漢字名の「烏瓜」からカラスに名前の起源があると思われがちですが、そうではなく、実の色が中国から伝わった朱墨の原料「辰砂(しんしゃ)」と似ていることから、“唐朱瓜(からしゅうり)”と呼ばれたのが始まりのようです。カラスウリは、実がリースなどの飾りを作る際の定番アイテムとして使用されるほか、ユニークな形の種が「打ち出の小槌」や「大きな耳を持った大黒様の顔』に見えることから福徳を願って財布に入れるなど、私たちの生活との関わりも深い植物です。

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