国際香りのばら新品種コンクール 第2回受賞作品

国際香りのばら新品種コンクール」では、日本国内はもちろん、世界中のばら育種家から毎年新品種の香りのばらを公募しています。平成18年度に募集した第2回コンクールでは、世界8ヶ国(日本・イギリス・ニュージーランド・中国・デンマーク・フィンランド・フランス・ドイツ)の31人の育種家から、83品種が出品されました。

平成18年度に植栽された作品は2年間同じ条件のもとで植栽され、今年度、春と秋にばらや香りの専門家で構成される審査委員会による審査が実施されました。その結果、栄えある受賞品種が決定しましたのでご紹介します。

金賞及び国土交通大臣賞

Entry No.21

写真. Emotion Bleu金賞
品種分類
S
品種名
Emotion Bleu(delgramau)
エモーション・ブルー
作出者
Georges DELBARD SA(フランス)
香りのタイプ
ブルー
上品な甘さと粉っぽいウッディノートのあるブルー系の香り
審査概要
香りの質、花付き・美しさ、全体の印象の3項目において最高点を取得

銀賞及び新潟県知事賞

Entry No.20

写真. La rose de Molinard銀賞
品種分類
S
品種名
La rose de Molinard
ラ・ローズ・ドゥ・モリナール
作出者
Georges DELBARD SA(フランス)
香りのタイプ
フルーティー
フローラルでフルーティの強い甘さを特徴とした香り
審査概要
香りの強さ・質の2項目の合計で最高点を取得。また、耐病害虫性、耐候性で高得点を取得し、丈夫な品種である。

銀賞

Entry No.17

写真. だんじり囃'02銀賞
品種分類
HT
品種名
だんじり ばやし '02
作出者
小山内 健(大阪府)
香りのタイプ
ダマスク・クラシック
ダマスク系の強い甘さに、さわやかなグリーンの香りを感じる軽い上品な香り

Entry No.54

写真. FKS-258銀賞
品種分類
Fl
品種名
FKS-258
作出者
武内 俊介(千葉県)
香りのタイプ
フルーティー
蜜のような強い甘さと、ややメタリックな特徴を持った華やかな香り

銅賞

Entry No.69

写真. 皇山銅賞
品種分類
HT
品種名
皇山 こうざん
作出者
松本 昌幸(埼玉県)
香りのタイプ
ダマスク・モダン
軽やかな甘さのあるダマスク系の香り

Entry No.53

写真. FKS-254銅賞
品種分類
Fl
品種名
FKS-254
作出者
武内 俊介(千葉県)
香りのタイプ
ティー
ティーの特徴にダマスク系の甘さを持った上品な香り

Entry No.43

写真. こはく銅賞
品種分類
S
品種名
こはく
作出者
小川 宏(千葉県)
香りのタイプ
「ミルラ」
いわゆるミルラ香の特徴を適度に持つさわやかで調和のよい香り

長岡市長賞

Entry No.78

写真. Linnaeus
品種分類
S
品種名
Linnaeus
作出者
Poulsen Roser A/S(デンマーク)
審査概要
赤みのさす明るいオレンジ色が目を引く。つぼみから満開までの色合いに変化があり美しい。

賞の種類

国土交通大臣賞
金賞を受賞した品種の中で最高得点を得た品種に与えられます。
新潟県知事賞
金・銀・銅賞を受賞した品種の中で“香り”部門で最高得点を得た品種に与えられます。
長岡市長賞
一般来園者による人気投票で最も得票の多かった品種に与えられます。
金・銀・銅賞
香りの強さ、質、耐病虫害性、生育力、花付き・美しさ、全体の印象などの審査項目の累計点で一定の基準以上に達した品種に、部門毎に与えられます。

審査講評

審査委員長:岐阜県立国際園芸アカデミー教授 上田 善弘

今回は第1回に比べ、大幅に出品点数が増え83品種となり、慎重な審査を行うため多大な時間を要しました。その結果、金賞1点、銀賞3点、銅賞3点を選定しました。最も合計点数が高い金賞品種は、香りの質、花付き・美しさ、全体の印象の3項目において最高点を取得し、香りを含めた花に関する特徴がすぐれていたことになります。ハイブリッドティー(HT)系統のトップ、銀賞を受賞した品種は、香りの強さもさることながら、耐病虫害性、耐候性、生育力が高く、丈夫な品種であることが分かります。フロリバンダ(F)系統のトップ、銀賞を受賞した品種は、どの審査項目も比較的高い点数を得、バランスのとれた品種でありました。

また、出品品種の系統について、シュラブ(S)系統が30品種を占め、最近のガーデンローズの育種傾向を表していました。

審査副委員長:国際香りと文化の会会長 中村 祥二

出品点数も83品種と多かった。香りの良いバラが多数あり入賞花の選定は激戦であった。
最終的に選ばれた入賞花の香りはいずれも優れていて、第2回目のコンクールに相応しいものであった。
7品種の入賞花は香りのバラエティにも富んでいて興味深い。

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